

播磨の小京都と呼ばれる兵庫県たつの市を中心に姫路市・宍粟市・揖保郡・佐用郡の約420軒の生産者によってつくられています。
近隣で良質な小麦や赤穂の塩が手に入り、清流揖保川の水はそうめん作りに適していたこと、雨が少なくそうめん作りに適した気候に恵まれ、勤勉な農家の労働力によって日本有数の産地になりました。
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揖保乃糸のふるさと「兵庫県たつの市」かつては「播磨国」と称され、雨季でも雨が少なく、その温暖な気候から播州平野は肥沃な田園地帯、播磨灘一帯は優良な漁場として形成されました。
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播磨五川のひとつ揖保川の軟水と豊富な水量に加え、自然の恩恵を受けた上質な「小麦」、近隣には塩づくりの中心地である赤穂、奇跡的とも言える条件が重なり、この地での素麺製造を育みました。
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江戸時代には龍野藩の保護育成により生産量の増加とともに、生産業者が乱立し粗製乱造した時期があった様です。この事態を憂いた産地の製造家が集まり品質低下を回避すべく業者間での約束事(素麺屋仲間取締方申合文書)を交わしました。
現在でもその想いが受け継がれ、製麺後は兵庫県手延素麺協同組合の検査指導員によって厳正な検査が行われ、基準をクリアした素麺だけが「揖保乃糸」として出荷が許されます。
※天地人とは孟子の教えであり、上杉謙信が「天の巡り合わせが良く、地勢の有利さに恵まれ、家臣・領民がよくまとまっている」の3つの条件を満たす大将を、日本の歴史、中国の歴史、神話の時代にさかのぼっても見たことがない。もっともこんな大将がいたら、戦は起こらないし、敵対する人物もいないだろうと引用したものです。

「ねかし(熟成)」と「延ばし」
「揖保乃糸」は例年、10月から翌年4月にかけた、限られた時期に製造致します。
小麦粉に食塩水を加え、よくこねて「めん生地」をつくり、表面に食用植物油を均等に塗りながら細く延ばしていきます。
一度に延ばすのではなく、縄のように縒(よ)りをかけながら細く引き延ばし、延ばしては「ねかし(熟成)」た後、またさらに細く引き延ばすという工程を繰り返します。
「揖保乃糸」はこの「ねかし(熟成)」と「延ばし」を数回繰り返し丹念につくり、製品になるまで11工程を要します。
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品質管理
「揖保乃糸」の1把ずつ帯に生産者番号を刻印しております。
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製品検査
検査指導員による検査に合格した製品だけに検査証が貼られ「揖保乃糸」となります。
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専用倉庫保管
検査後の製品は全て天井、側壁を二重構造にし、壁間の空気をゆっくり抜くことで循環させ、自然な熟成保管環境を実現させる専用倉庫で保管しています。

熟練した生産者にしか製造することが許されない揖保乃糸の特級品。"古"はそれをさらに1年間熟成させたそうめんです。じっくりと時を重ねることにより、コシが強くなり、食感もぐんと良くなります。こちらは美しい化粧木箱入りで、ギフト好適品としても重宝されています。
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風情のある荒木箱に詰め、縄が けしてお届け。「黒帯を一度食べると、他のそうめんは食べられない!」と揖保乃糸ファンの間でも好評。より細く仕上げるため、熟練した職人しか製造が許さ れない逸品を、心ゆくまでお楽しみください。
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Tel.0120-76-8486
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そうめんをおいしく召し上がって頂きますには、ゆで方が最も大切です。短時間でゆであがる、簡単・お手軽メニューです。コツさえ覚えれば、誰でもおいしく仕上がりますので、ぜひ一度、お試し下さい。
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ヘルシーでおいしい。そうめんはアイデア次第でごちそう麺に変身!野菜と合わせてフレッシュサラダ麺に、焼きそば風に炒めれば、ボリュームも満点!あったかい煮麺にはお好みの具をのせて。多彩な味を楽しみください。